コラム
◆ 家族が壊れるとき ― 占い師として感じること
家族って、本来は “戻る場所” であってほしいのに、
ある日ふと、その空気が重く変わることがあります。
言葉が減って、視線を避けて、
同じ部屋にいてもどこか遠い——
そんな瞬間から、家族はゆっくりと音もなく軋み始めます。
壊れるときって、実は大きな出来事より、
もっと小さな「気づかないフリ」を重ねた結果なんです。
本当は不安だったこと、
本当は寂しかったこと、
本当は謝りたかったこと。
それを心の奥で押し込めて、
“まあいいか” と流し続けると、
家族は知らないうちにバラバラの方向へ歩き出します。
占いをしていると、
「いつからこんな風になったんでしょう？」
と涙をこぼす方がたくさん来られます。
でもね、壊れる前には必ず “心の歪み” のサインが出ていて、
そのサインに寄り添ってあげるだけで、
まだ取り戻せる可能性は残っています。
大切なのは、
誰かを責めることじゃなくて、
“自分の心の揺れ” を見逃さないこと。
家族が壊れそうに感じるとき、
本当に苦しいのは、あなたの心の方なんです。
もし今、
家庭の空気が冷えていたり、
何をどうすればいいか分からなくなっていたら、
一度私に話してください。
あなたの心の流れを読み解きながら、
戻したいもの・離すべきもの、
その境界線を一緒に見つけていきます。
ひとりで抱え込む必要なんて、ありませんからね。
